スポーツ経験者に多いですね、背中に頑固な痛みを持つ人。競技スキーで何度も転倒したことがあるとか、サッカーやラグビーで激しく人とぶつかった経験がるとか・・・・あるいは事故などで身体を打ちつけたことがあるとか。
原因になっている筋は大きく二つに分けられます。
一つは脊柱起立筋群。
この筋肉に瘢痕のようなダメージが残ってしまい、後遺症のようにして痛みが続きます。
脊柱起立筋群は背中の部分では三つに別れております。専門的なことは省略しますが、その部位によって微妙に痛む箇所が違いますので、痛む場所を正確に伝えてくれれば対処がしやすいので大変助かります。
さて、じつは一番多い原因は脊柱起立筋群ではなく、深部脊柱筋に瘢痕的な後遺症が残ってしまう場合です。
この痛みの特長はあたかも脊椎骨が痛むような、筋肉ではなく骨に原因があるかのように感じるかもしれません。
しかし、骨に原因があるわけではないので、病院に行っても「問題なし」と判定されてしまいますから、打つ手なし・・・ということになるわけですね。
鍼灸などでうまく原因の瘢痕組織に当たれば、ずいぶん楽になると思いますが、中々当ててくれません。
するといたずらに治療が長引いてしまう・・・と、そういう機転を辿るケースが多いのです。
整体療法でのうつ伏せ施術は残念ながら、脊柱起立筋群へのアプローチは向くものの、深部脊柱筋へは届きません。
そこで横向きにして背骨の際に入れ込むようにして届かせます。(それ以外の方法では届きません)
届けば、この瘢痕組織を緩めるのに手技ほど効果的なものはありませんから、初回からかなり楽になるはずです。
結構、若い人もこのような背中の痛みに悩まされている方が多いので、QOLがかなり下がってしまって、とても気の毒です。
是非、来院頂き、痛みのある生活から脱出ほしいと思います。