ステップ2の詳細(整体スクールフェーズ2)

 

さて、いよいよココからは具体的な症状を取る方法論へと進むわけです。
この道を目指している者にはもっとも必要とされるスキルかもしれません。

 

ステップ2は上半身系の症状です。
上半身の症状といっても具体的な病名を挙げればキリがないほど多いものです。しかし、我々はあくまでクライアント本人が持っている治癒力を引っ張り出すことによって症状を改善させていくわけですから、病名はあまり関係がありません。

 

頭からいきましょうか。
頭痛ですよね。
さすがに頭痛は片頭痛とか群発頭痛くらいは知って置かねばなりません。
(授業で詳しく説明します)
いずれも、厄介で完治が難しいと言われているものです。
であるが故に悩み、苦しみ、かつ我慢している方も多いわけです。

これらの頭痛の原因は大概、首にあります。
一番簡単な表現をすれば首コリですよ。
中にはコリなど感じてない人もいますが、コリの感受性というのは人それぞれです。
人一倍コッているのに本人は全然感じてない、なんてこともありますから、クライアントの自覚云々に惑わされる必要はありません。

 

逆にいうと我々が治癒に導くことができる頭痛は首コリが原因だということになります。もし、クモ膜下出血の前兆や、脳腫瘍、脳動脈瘤などの理由によって起きている頭痛なら、医者に行ってもらわねばなりません。
普通、この問題はだいたいクリアされています。すでに医者に行って様々検査してもらった人が来院されますからね。ですから、来院されるクライアントのほとんどは我々の守備範囲なのです。

 

さて首の操作ですが、これは基本手技をやった方なら、その技法をそのまま利用します。
それで充分なのです。
あとどの辺の筋肉がどこら辺の頭痛を起こすのかを知れば良いだけです。
基本手技にはなかった新たに覚えるべき手技は胸鎖乳突筋へのアプローチですが、慎重かつ大胆に行えばすぐにコツは掴めるものと思います。

 

症例的には様々な例がありますが、10数年にわたって悩み続けた片頭痛が、わずか二回の施術で完治されたというのが一番劇的でしょうか。 その他、ムチ打ちなどの後遺症で頭痛持ちになっている方々を治癒に導いたことは数知れず。

そういうクライアントが来院されるのが楽しみなくらいにならないといけません。

そのうち相当自信を持つようになりますよ、大丈夫。

 

また一見、整体適応ではないような、ウツとかパニック障害なども首が原因で起きている場合があります。
真性のウツ病はさすがに適応ではありませんが、仮面ウツ、仮性ウツはほぼ首コリが原因です。コリがあまりにも深く入っていて本人も分からないくらいになっているのが普通ですね。パニック障害も同じことが言えます。

 

こういう人達は相当深部にコリがあるので、かなりねばり強い操作が必要ですよ。
まあ、ご安心を。ちゃんと教えますから。

 

あと頭、顔系の症状で厄介なのは、「耳鳴り」「めまい」でしょう。これは難しい・・・しかし、難しいが故にやりがいがあります。


この症状のほとんどの場合は、既述の胸鎖乳突筋という首の筋肉が関与しています。


勿論、顔面筋やその深層部にある筋も関与するのですが・・
いずれにしても胸鎖乳突筋は絶対に外せない操作部位です。
しっかり覚えましょう。

 

つづいて首の痛みですが、コリではなくて痛みにまできてしまうと、今度は首が原因であることは少ないものです。

首というよりも肩と呼んだほうが良いでしょう、部位的には。
これも基本手技一式に含まれている技法をそのまま援用できますから、そのポイントをしっかり覚えれば良いだけです。

 

頭の原因が首にあって、首の原因が肩にあるなんて面白いというか、怪訝なことに思われるかもしれません。しかし、これが身体の秘密なのです。

この法則を知らないから、多くの「施術者」は「施術家」になれず、症状を改善することができない単なる揉み屋になってしまうわけです。

 

いうなれば、ステップ2、3はある意味、身体の秘密を知るプロセスになるでしょう。
過去幾多の名人、達人が我が物にしてきた奥義になるわけです。
これを凡人が身に付けることができる時代なのですから、有難いですよね。
覚える努力をしないと罰が当たるというものです(笑)

 

続いて、肩の痛み。
代表的なのは「五十肩」、早い人は四十前後で発症、つまり「四十肩」などといわれます。また六十代で初めて発症する場合もありますが、この場合、六十肩とは言いませんね。ですから最近では幾つであろうが「五十肩」と呼ぶことが暗黙の了解のようです。 西洋医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれることもあり、結構多くの患者が押しかけているようです。


病院で治してくれれば我々の出番などないのですが、難治性のものはウデの良い医師でも為す術がありません。

これは私自身が自分の身体で経験してきたことですので、いくらでも詳しく書くことができるのですが、紙幅の関係がありますから、ここでは、まさに我々の出番ですよ!ということを強調しておいてサラッと説明しましょう。

 

一言でいうと、ほとんどの五十肩は首にある斜角筋か肩回りにある回旋筋腱板という筋肉の劣化→トリガーポイントの活性化によって引き起こされています。

 

酷くなると、睡眠中も目が覚めるほどの痛みが走り、場合によっては睡眠自体がとれなくなるほど痛みます。
まあ、不便極まりない症状の一つですね。
半年、一年、長い人では二年もその状態が続くのですから、QOLの低下は否めないでしょう。

 

しかしご安心を。楽にさせる方法がすでに確立されています。

これは当流のお家芸と言っても良いものです。
そういうクライアントが来たら、感謝されるのが目に浮かびますね。

 

早く教えてあげたい方法論の一つです。

 

腕や手の痛み、シビレ
五十肩の関連で起きている場合もありますし、単独で起きる場合もあります。
痛む部位によって原因が違うのですが、いずれも症状から離れた場所、意外な部位が原因のことがあって、それに気付かないとなかなか治せないでしょうね。

手の指にシビレを感じている場合、ファーストチョイスは斜角筋ですが、小胸筋の場合も小円筋の場合もあります。
そのことを知らないと治せない症状です。

 

薬指or小指のシビレと聞いて、斜角筋、小胸筋、小円筋がすぐに思いつく施術家が一体何人いるでしょうか。
かなり少ないと思いますし、またそういうことを知っている人は広言しませんよ。
職人の秘密・・・まあ企業秘密みたいなものですから。

 

大抵の施術者はそういうことを知らないまま一生を終えてしまいます。
つまり、たんなる揉み屋で終わるのですね。
それも人生ですから悪いとは言いませんが、折角他人の身体を癒す技術があるのに勿体ないなぁ、と思うわけです。

 

肘の痛みも最近、多くなっています。
肘の内側が痛むのをゴルフ肘といいます。主に外側の痛みをテニス肘と言います。これはもう固有名詞みたいなものですので、特にテニスをしたわけでもなく、ゴルフの経験がなくとも、その部位が痛めば、そういう名称で呼ぶことになるわけです。テニス愛好家やゴルフ愛好家に多い症例だったので、このような名称になりました。


ゴルフとテニスでは筋肉の使い方が異なり、傷む部位も違うということです。
つまり、関節に問題があって痛むというのはかなり希なことで大概は筋肉の問題で痛んでいるのが実態なのです。

当然、我々の出番ですよ。

肘周辺にポイントがある場合もありますし、まさか!こんなところに?などという部位に原因がある場合もあります。
これも、知識ですから、知らないと治せません。
知ってるいかどうか・・・これが大きいのです。

 

あと専門用語的になりますが「胸郭出口症候群」などと呼ばれ、腕、手の愁訴に至る場合があります。
極端な場合、肋骨を切断する手術を行うこともあるのですが、そんな極端な治療をせずとも我々で充分に対応できることが多いのです。

 

また手根管症候群という病名によって手術に至ることも結構あります。これも手術せず、我々が対応できることが多いので是非覚えておいて頂きたいと思います。

 

不要な手術から救える・・・これ以上この仕事をやってきて意義のあることはないのではないでしょうか。

 

もっともっと多くの人に我々の仕事の意義を知らせていかねばなりません。

 

授業の進め方

 

ステップ2からは具体的な症状改善の方法論になるわけですが、これを筋肉単位でやっていくと、ツマラナイものになってしまいます。

 

いかにも暗記物という感じになってしまって、まるで学生時代の期末テストの勉強みたいなものでしょう。

 

ですから、症状別にやっていくわけです。

しかし、メインテキストは筋肉ごとになっているのです。

(サブテキスト=症状別施術公式 メインテキスト=筋肉別)

 

ここに工夫があるわけですよ。

 

筋肉単位で勉強すると、実に無味乾燥で、生きた知識を身に付けた感じがしません。述べたとおり。

しかし、筋解剖知識はそれなりに必要なわけです。

 

これを症状別で進め、かつテキストが筋肉単位で編纂されていると、症状をもったクライアントのイメージがいきいきと浮かび、その生きたイメージの中で筋解剖の知識を学んでいくわけですから、じつに学びやすいですし、面白い授業になるわけです。

 

色んな方法を試しましたが、この方法が一番効率よくかつ、面白く学べるものだと思うわけです。

 

適応症の一例を挙げて置きましょう。

 

頭痛(目の痛みなど含む)

めまい

耳鳴り

顎関節症

首の痛み

五十肩

テニス肘、ゴルフ肘

腕、手指の痛み、痺れ

ムチ打ち

背中の痛み

肩甲骨の痛み

 

(仮性ウツ)

(パニック障害)

(線維筋痛症)

 

集客セミナー1

 

ステップ2の中で行う内容は、主に効果的なチラシの作り方と、顧客管理から潜在リピーターを掘り起こす方法の2点に絞って講義します。チラシは1000分の7(0.7%)の反響率がなければ成功とは言えません(業界標準)。さらに新規集客も重要ですが、既存顧客を管理して、定期リピーターになって頂くのはもっと重要な要素となるでしょう。

以上の事柄をステップ2の最終日に時間を割いて行います。

 

この講義を受けてビジネス観が180°変わったとおっしゃる受講生が多いです。集客が最低でも2倍になることは保証しましょう。