パニック障害は一種の精神の病、或いは脳の機能に問題があると考えられていますが、実際はそうではありません。
原因は首のコリです。
首のコリから起きる病態の一つなのですね。
首のコリから起きる精神疾患(?)はその他、“仮面うつ”“仮性うつ”と呼ばれている病があります。これについては別項でご説明しましょう。
パニック障害という持病を持っているクライアントさんはここ15年くらいで数限りなく施術しております。
ちょうどそのころから“パニック障害”という言葉(病名)が一般化してきているので、そういう診断が盛んに付けられるようになったのでしょう。
おそらく昔からある病態で、様々な誤診がなされていたに違いありません。
そういう意味では、パニック障害という一括りの中で病態が確立されたわけですから、まわりの人から変な誤解をされなくなったというか、自分の病気が分かるというだけでも良かったのかもしれません。
しかし、原因の解明という意味では未だ進んでおらず、中々完治しない病の一つです。
完治しないのも道理です、西洋医学がもっとも不得意とするコリの問題なのですから。
専門医の中には手技によるマッサージを否定する人もいますが、それはさすがにミソもクソも一緒にしている暴論だと思いますね。
首の筋肉は非常に複雑です。
それらを熟知して、頸筋の表層部を傷めることなく深層部まで届かせる手技を行うのはそれなりに訓練を受けた者でないと出来るものではありません。
少なくとも力ませに押し、或いは早いテンポでマッサージ的な技法を繰り返しても効果が見込めるものではなく、一部の医師が否定するのは仕方がないでしょう。
しかし、しっかりした知識を持ち、原理を熟知している施術者にかかれば、手技ほど首のコリをほぐせる手段はありません。
パニック障害という具体的な病名に相対したとき、単に経験や勘に頼る施術では上手くいかないのです。
ミソもクソも一緒にするな!とは下品な言葉で申し訳なかったのですが、まさに文字通り、同じ手技でも知識と技能によって月とスッポンほどの違いが出てきます。
パニック障害は手技で完治できる病なのです。